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第11話 共依存を断ち切る
妹が“旦那と別れたい”と言い出したのは、再婚して2年ほど経った時だった。
理由は“働きもせず、ぐーたら家に居るから”だった。
でも僕は知っていた、妹の旦那がいつも家に居るのは、妹のことが心配だからだ。
その時僕は思った“また僕が幸せな家族を壊してしまう”と。そして自分のしていることの愚かさにも気付いた。“お小遣い”と称して、月20万円くらいの生活費を妹に渡していたのは僕だった。もし本当に、妹が旦那と別れたいと言い出したら、それは僕が原因であることに気付いた。
でも僕にはどうすることも出来なかった。妹の“私が死んでもいいのか”パフォーマンスが怖かったのだ。もしそれをやられたら、僕は旦那に離婚を要請するだろう。子供のことなんか顧みないで、目の前で繰りひろげられる“私が死んでもいいのか”パフォーマンスを止めることが最優先になってしまう。そして僕は旦那に“妹が離婚したいと言っているから離婚してくれ”と頼んでいたと思う。
僕は逃げた。妹の“私が死んでもいいのか”パフォーマンスから逃げた。
僕には妹やお母さんに内緒で借りているアパートがあった。仕事はフリーランスのコンピュータの技術者だったので、これと言って決まった職場があるわけでも無く、家族にもそのことは話していたので、妹やお母さんに職場の住所や電話番号は言っていなかった。そして、仕事用の携帯電話は、家族と連絡をとる携帯電話と別にしていた。当時の僕は給料もそこそこ良かったのでそれが出来たのだ。
妹から逃げるのは意外と簡単だった。家族と連絡をとる用の携帯電話の電源をOFFにするだけだった。二度と電源をONにすることは無かった。
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